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デュトワがモントリオール交響楽団に久しぶりに帰ってきてました

投稿日:2016年5月6日 更新日:

クラシック音楽ファンにとって、思いつく指揮者とオケのコンビは一体どれでしょうか。カラヤン/BPO、バーンスタイン/NYP、ベーム/VPO、ショルティ/CSOなどなど枚挙に暇はありません。

そんな中でも特に今の30〜50代の方々にとっては「デュトワ/モントリオール交響楽団」というコンビはやっぱり外せないんではないか、と思うわけです。

このコンビによるフランス音楽を始めとした一連の録音は、まさにスタンダードとも言えるものでした。個人的にはこのコンビによるラヴェルの録音が実に印象的で、ダフニスとクロエ全曲の録音やスペイン狂詩曲、ボレロにラ・ヴァルスといった管弦楽曲は本当に素晴らしかったです。

このコンビは盛岡にも来たことがあって。その時にはショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲第1番(ソロはジャンタル・ジュイエ)、ストラヴィンスキーのペトルーシュカ、ラヴェルのボレロ、というすごいプログラムでした。本当に凄い演奏だったなぁ。

 

そんな名コンビは1977年から始まり、2002年にデュトワが辞任するまでの25年間も続きました。楽団員との対立が原因とのことで、両者は「修復不可能なほど関係がこじれてしまった」(ケベック音楽家ユニオン)ということで、喧嘩別れになってしまいました。

 

それからデュトワはフィラデルフィア管弦楽団の首席指揮者を経て、現在はロイヤルフィルの首席指揮者になっています。NHK交響楽団の名誉音楽監督として、毎年12月頃に指揮をしておりますから、日本人には馴染みの深い指揮者の一人ですね。

 

モントリオール交響楽団はその後、2008年にケント・ナガノを音楽監督に迎えています。両者の録音もいくつか出ており(ベートーヴェンの交響曲、サン=サーンスの交響曲第3番など)、これを聴く限り両者の相性はとても良いものですね。オーケストラの響きは多少シェイプされて、緻密さが増している感じです。デュトワ時代の色彩とはまた別の味わいがあります。

 

 

さてこのコンビが、なんと2016年に再び顔を合わせました!16年ぶりの復帰公演!

2016年2月19日に、モントリオール交響楽団の本拠地であるシンフォニーハウスにて。

プログラムは次の通り。
・ベルリオーズ作曲 「ローマの謝肉祭」序曲
・ベートーヴェン作曲 ピアノ協奏曲第1番(独奏マルタ・アルゲリッチ)
・ストラヴィンスキー作曲 バレエ音楽「ペトルーシュカ」
・ラヴェル作曲 ラ・ヴァルス

すげープログラム!!!

 

で、この演奏がなんとmedici.tvで全曲見れます!!!
登録が必要なようですが、Facebookアカウントでログインしたら無料で見ることが出来ました。
(無料会員登録みたいなのかな。7日間は見れるみたいです)

 

いやぁもう本当に素晴らしい演奏ですよこれ!!!
冒頭のローマの謝肉祭からワクワクしてきます。コンチェルトはさすがのアルゲリッチ(オケのコンビよりもソロのアルゲリッチが凄いっす・・・独奏のアンコールもあるのですがこれまた素晴らしい!)。
ペトルーシュカは若干オケが崩れそうになり、合わせに走ってしまう感がありますが、往年の響きを思わせる見事な演奏です。
そしてなんといってもラ・ヴァルス!!!!このコンビによる録音は何度も聴きましたけれど、間違いなくこの日の演奏は両者にとって最高の演奏なんじゃないでしょうかね・・・ちょっと真面目にこれ映像発売してくれないですかねぇ・・・そして驚愕のアンコールw

 

このコンビのファンだった方にはぜひ見ていただきたいと思います!リンク貼っておきますのでぜひぜひ!

 

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岩手県出身のアマボエ(アマチュアオーボエ)奏者 ときどき 棒振りになったりする40代♂
震災後に転職、単身東京へ(妻子は盛岡に残してたり)。IT業界の混沌とした流れに身を任せつつ、仕事と趣味の狭間にあるものを書き留めていくとかそんな感じ。
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