何故かお酒が飲みたくなった、そんな夜

Diary

あ、今日はお酒が飲みたいな、って想う夜、あるよね。

いや、ここ数日、Wordpressをちょっといじったりしてまして。Blogが放置気味だったというのもあるんですが、誕生日も迎えて今年が後厄という事もありますんで、心機一転!調子にのってガンガン記事を書いたんですけどね。ちょっと疲れました。
疲れてくるとお酒飲みたくなりますよねぇ。

というわけで、今日はちょっとお酒の話を。

最近めっきり飲まなくなりましたね・・・

いや、昔はすげー飲んだんですよ。

就職決まって3月に行われた集合研修のあと、同期のみんなとたっぷり飲んだ帰り、我慢できずに途中でタクシー降りて、朝まで道路で寝てた(3月の盛岡っすよ・・・日によっては凍死してもおかしくないっすからね・・・)っていうのを皮切りに、酒の失敗談なんてまぁいっぱいあるわけです。
失敗だけじゃなく、楽しい思い出もいっぱいあるわけで、残念ながら仕事の飲みは好きではありませんでしたが(失礼)、一人で飲んだり友人と飲んだり女の子と飲んだり(?)音楽仲間と飲んだりするのは、それはもう楽しくて楽しくて仕方ない時代が20代でした。 

盛岡には美味しいお店が沢山ありましたが、定番のお店がありまして。

一つは今はもう閉店してしまいましたが、大通りにあった「なにわ」というお店(「おいでやす」に店名が変わった時期もあった。いずれ閉店してしまいました)。ここのおかみさんには本当に良くしていただきまして、いやぁ懐かしいなぁ。冬のあんこう鍋といい、お刺身といい、鮭のハラミといい、最高の料理がならぶお店でした。
おかみさんの弟さんがやられてる桜山神社の方の「なにわ」(閉店してるという情報もあるのですが真偽は不明・・・まだやってるかなぁ)の方も料理がとても美味しいんです。ただ私にとってはあのおかみさんの物腰柔らかな感じがとっても好きなんですよね。すっかり覚えていただいて、知る人ぞ知る「引き継ぎ飲み会」(詳細は省く)もここで行われました。
盛岡で私が個人的にオススメするお店の一つであります。冷麺やわんこそば、じゃじゃ麺だけじゃないぜっ!(ただ閉店してたらすみません)

 

もう一店、それは「バー ルパン」です。

大通りには「アルセーヌ・ルパン」というバーの名店があるんですが、そこのマスターのお弟子さんが通りから外れた場所に出しているバーです。
私は学生の頃に音楽仲間のお医者様に連れて行ってもらいまして、もうそれこそ毎日のように通っていた時期があります。「引き継ぎ飲み会」の二次会もここ(その時はすみませんでした)でしたし、自分の結婚式の三次会もここでした。そういえばWTB合奏団の打ち上げもここでやったことありますね。
マスターが本当に素晴らしい方で、ここでシングルモルトのウィスキーも覚えましたし、なによりお酒の奥深さを教えてもらった場所であります。

それまではお酒なんて「とりあえず酔っぱらえればOK!」みたいな感じだったんですけどね・・・。

お酒の奥深さを教えてくれた「バー ルパン」

今でも忘れないエピソードが「キール」です。

キールというカクテルは、白ワインとカシスをステアするロングカクテルなんです。当時の私は他のバーを知らなかったのですが、このキールという飲み物がとても好きで、行く度によく頼んでいました(他にはここのオリジナルの「ZEN」、ジントニックなどが定番でしたね)。

ある時、 いつものようにお店に入って、マスターにキールをお願いしました。

「すみません、今日はキール、作れないんです」

え?
どういうことかよくわからなかったのですが、キールは作れないというマスター。なぜ?と伺ったら「白ワインが切れてるんです」と。あぁ、それじゃ仕方ないなぁ、と思って別のお酒を頼んだんですよ。
別のお酒が出来て、カウンターで私の前に持ってきてくれたマスターは、キールの話をしてくれました。

「いや、白ワインはあるんです。あるんですけど、キールに使う白ワインが切れてるんです」
「キールのレシピは実は厳格で、アリゴテという白ワインで作る決まりになっているんです」
「それ意外の白ワインで作ってしまうと、キール風にはなりますがキールにはならないんです」

そう言って、「ちょっとお金取れないモノを作るので、これは私からのおごりということで」と、その場にあった他の白ワインでキール(風)を作ってくれました。

・・・甘い・・・。

・・・甘ったるい・・・。

こ、これは・・・と絶句してると「そうでしょ?本当のキールを飲んだ事がある人にとって、キール風は似ても似つかない別の飲み物なんです」と教えてくれました。

ちなみに、そのあとどこのお店でもルパンで飲んだキールの味を思い出させるお店はありませんでした。都内で似たような味を出すお店に出会って驚きましたが、アリゴテではなかったです(ついお店の人に聞いてしまった)。 

 

他にもシングルモルトのウィスキーを舐める程度の量でしたが、いろんな種類飲ませてくれたりして、あの時期は人生の中で一番頭使ってお酒飲んでた時代だったなー、と思っております。

 

転職してから都内某所でお酒を飲んだ時、久しぶりにモルトウィスキーを舐めてみて、火がついてしまっていろいろ頼んだ挙句、お店の人に「なにかオススメのシングルモルトを」って言ったら、奥からマスターが来て「お客様の方がお詳しいので、お好きなものをお選びいただいた方が・・・」と謝られた事がありました(いや、私が詳しいというよりも、多分面倒臭い客だったんでしょうねw)。

 

お酒はほどほどに

学生時代にそういうお酒の飲み方するとですね、人ってのはお酒を飲んでうんちくをかたるような輩になってしまうわけです(面倒臭い)。
とはいえ、ウィスキーとカクテルしかわからないわけですよ。だからワインは全くわからないし、日本酒もついつい量を飲んでしまっていろいろ記憶が曖昧になる事が多いんで、まったくといっていいほど手をつけなくなってしまいました。いや、好きなんですよ本当は。

で、結婚するわけなんですが、妻はお酒がまったく(本当にまったく)飲めない人でして。
仕事も夜に呼び出されて車で移動する事も多かったし、息子が生まれてからは救急に連れて行ったりすることも多かったしで、そもそもお酒をほとんど飲まなくなってしまいました。

転職して東京で一人暮らしするようになれば、もう少しお酒飲むかなぁ、と思ったんですけどね。未だに休みの日に(別に気兼ねなく飲めばいいのに)昼からお酒を飲むことに罪悪感を感じてしまって・・・。

 

それでもごくたまにお酒を飲みたくなるわけで、今日なんかはまさにそんな感じでございました。

いま話題(話題なのこれ?)の湖池屋が出してる「KOIKEYA PRIDE POTATO」をつまみに。

 (めっちゃ評価低くて笑ったw)

まぁ缶ビール一本くらいがちょうどよいよね。うん。

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