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Diary

シン・ゴジラ讃

投稿日:2016年8月6日 更新日:

先週のことですが、『シン・ゴジラ』を見てきました。
控え目に言って「最高」。「シン・ゴジラはいいぞ」。


全然行く気なかったんですよ、最初は。メガネ修理(自宅で転倒、顔面負傷縫合事件がありまして・・・まぁそれはいずれ)で大森駅前に行ってて。そこでたまたまパンフレットを持っている方を見かけてから「おお、そういえばもう公開なんだっけ!?」と。

ということで「キネカ大森」という映画館。
このキネカ大森って、広くない映画館(大森駅前の西武の中に入ってる)で、昔の名作なんかを独自に流したりする素敵な映画館なのです。
IMAXとか大きい映画館とかで見ようかな、とも思ったのですが、せっかく近くにいるし、ということで。

比較的マイナーな映画館ということもあるのか、それともシン・ゴジラ自体があんまりプロモーションされてなかった(比較的、ね)のか、人があんまりいない感じ。
もともと狭い映画館なのに、始まってみたら30人いるかいないかくらいの人。まぁ見る人はみんな大きい映画館とかIMAXとかに行くんだろうな。そういう意味ではラッキーでした。ガラガラの映画館で最新映画見る、って結構いいですよ。

で。

なんというか、衝撃でした。
極力ネタバレ回避して書くと・・・。

まずCG技術が凄かった。日本映画のCGって、取って付けた感が否めなくて。現実とCGの境目がわかってしまうというか、「溝」がある印象で。
それがとても自然だったというか。境目が絶妙にわからない感じになっていて、本当に凄かった。

俳優陣、最初は違和感を覚えるというか、まぁよく知った顔が出てしまうから他の見たことある役とオーバーラップしてしまいがちになるのですが、それは最初だけ。だんだん違和感が消えていきます。なんか友情出演的な感じでいろんな人が出てるっぽいですけど、そこにあんまりフィーチャーしてないのもよい感じ。
新作ゴジラの時の武田鉄矢のような、「ん?なにこのおっちゃん?」的なのは、少なくとも私はありませんでした。
ただ、竹野内豊だけはどーしてもダメなんだよなぁ・・・私とは相性が良くない俳優さんな気がしています(滑舌、演技、どれをとっても違和感だらけなのですが、私の感覚の問題かもしれません)。

以降は軽くネタバレも含むのでまだ見てない方はスルーで。

この映画のすごいのは、全体のストーリーとしては往年のゴジラ映画を踏襲してるのに、振りきっちゃうところ。
かつて大指揮者カラヤンは、曲中のクレッシェンドを聴衆の期待通りに行いつつ、聴衆の期待を越えたところまでクレッシェンドしてみせるんだ、という趣旨の発言をしていました。
この「期待に乗った上で期待を超えてみせる」という手法は、斬新な解釈などよりもずっと説得力をもって聴衆に働きかけることが多いです。
それが今回のシン・ゴジラにも言える気がしています。

ゴジラ映画の流れは、ゴジラ登場〜ゴジラの実力が少しずつ見える〜どうしようもない絶望〜一旦退場〜人間による対策〜ゴジラ再登場〜戦闘〜人間ヤバい〜対策間に合う〜ゴジラ退治、というもの。
ゴジラ対他の怪獣というのも割とこの流れに乗っています(ゴジラの部分がキングギドラやヘドラなんかになる)。
そういやガメラなんかも近いかな。

今回のシン・ゴジラのストーリーは大まかに言えば上記の流れを完全に踏襲してるわけですが、それぞれのシーンでの振り切り方が尋常じゃないわけです。
特に「どうしようもない絶望」のところは、映画館で思わず「あぁ、あぁ・・・あぁぁ・・・」と声が出てしまいましたよ・・・。
これ、本当にどうするんだよ・・・・的な。

ところが。
一点だけ面白いなぁと思うのは、対策の部分が実に地味なのです。
地味なことの積み重ねみたいな感じ。まぁヤシマ作戦的な感じですw
名前も「ヤシオリ作戦」だしねw

いや、まぁ在来線爆弾には声出して笑いそうになりましたし、ビル破壊でゴジラを寝かせるあたりは面白いのですけれどね。
それでも最終的には地味なんです。

結局のところ、ゴジラを倒す兵器などのド派手な演出はなくて、この映画のテーマは多分そこにあるんだよなぁ、とか。
まぁこのあたりは諸説入り乱れてるので映画を見て考えてもらうのがいい気がしています。

そんなわけでシン・ゴジラはゴジラ映画大好きっ子だった(小学生の頃にはピクチャーブックとか書店に置いてあったゴジラ関連本を少ない小遣いをやりくりして集めてた)自分にとって、過去作含めて1、2位を争う出来だった(もちろん第1作目との競り合い)と思っています。

細かい描写なんかは何度も見て気づく可能性が高いらしいので、少なくともあと1回は見に行こうと思っております。

ぜひ皆さまも映画館で体感してもらえれば!


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執筆者:


  1. hinde より:

    ぎじん君 ご無沙汰してます。盛岡サピ-社のhindeです。
    私も先日見てきましたよ「シン・ゴジラ」
    盛岡の映画館はほぼ満員でした。
    おじいさんおばあさんから子供までの幅広い層が映画を見てましたよ。

    最初にゴジラが上陸したのって、蒲田とか北品川のあたりだよね。
    ぎじん君の家の近所なのかな~って思ってました。
    ゴジラ上陸現場付近で映画を見ると、さらに臨場感が増すかもね。
    武蔵小杉の河原とか、東京駅上映会があるとさらに盛り上がるかもね(^_^;

    ではでは…また。

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岩手県出身のアマボエ(アマチュアオーボエ)奏者 ときどき 棒振りになったりする40代♂
震災後に転職、単身東京へ(妻子は盛岡に残してたり)。IT業界の混沌とした流れに身を任せつつ、仕事と趣味の狭間にあるものを書き留めていくとかそんな感じ。
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