先日、信長の野望の話を書いたんですけど、戦国SLGって面白いですよね。私にとって初めての戦国SLGはもちろんFC版信長の野望・全国版だったわけですが、一番やりこんだのはおそらく「不如帰」だよなぁ、と急に思い出しました。
伝説の戦国SLG 不如帰
ファミコン世代でも、聞いたことないかもしれないですね。
今でも根強いファンは多く、ファミコンでやり続けている人もまだいるようです。私もニンテンドークラシックミニに入ってたらなぁ、と思っておりまして、このゲームが多分ファミコンで一番楽しんでやったやつかも、というくらいにハマったゲームであります。
武将を最大で5人まで配下にできるのですが、この武将の能力値はすべて「マスクデータ」であり、ゲーム内のどこにも表示されないため、どの武将が強いのか、を当時はいろいろ使ってみながら見極めましたねぇ。ずいぶん経ってからネットに能力値が出まして、自分がよく使っていた(引き抜いていた)武将はやっぱり強かったんだな、と再認識した次第。
このゲーム、大名の能力はどこを選んでもプレイヤー自身が10のポイントを4つの能力に振り分けるというもので、上杉謙信を選んでも波多野秀治を選んでも、大名の能力は変わらない、というもの(ただしコンピュータが使うときの武将は卑怯なくらいに強い・・・上杉謙信は作戦7戦闘7政治1とか)。
なので、配下武将の強さはかなり重要でした。ちなみに初期から配下になっている武将について、使えないやつとかもいて、そいつは兵数少なくして城攻めでちからぜめを使ってさっさと戦死してもらったり、俸禄を上げずに放置して出奔させたり、とまぁいろいろな手を使って退場させるのもこのゲームならではです。
なにしろ配下が5人しか持てないんだから、貴重な枠を使えない武将で埋められても・・・と。
毛利なんて、毛利三兄弟はなかなか強いのに、てるもと(毛利輝元)がホントに使えないやつで、そのせいで在野の武将は1人しかもてずにホントキツかった。
しかもこのゲーム、国力は国ごとで最大値が違っており、年一回の「経略」で石高を上げても、国によってはジリ貧ということもよくある感じ。もうちょっと言うと、この「経略」ってやつで隣接する他国の石高を下げる事もできる、という・・・。
やっぱり「まさゆき」「じょすい」「はんべえ」「みつひで」
在野武将はこの4人で決まりです。まさゆきとみつひではオールラウンダー。戦っても城攻め(ひょうろうぜめ、ちからぜめともに)でも優秀です。じょすいとはんべえは能力値一緒で、作戦が最大値の7。このため、城の防衛でかなりの力を発揮するし、ゲーム終盤では大群をもってちからぜめを行う際の総大将として最高です。
ちなみに初期からいる武将では、おおともに仕えるどうせつ(立花道雪)、りゅうぞうじに仕えるなおしげ(鍋島直茂)がかなり使えましたね。たけだにいるかんすけ(山本勘助)もなかなかでしたが、ちょっと小粒でした。
ゲーム序盤では各国ほうろくが低い状態なので、武将を引き抜きやすいんですよ。せいりゃく(政略)フェーズで全国一斉にひきぬきなんですが、なかなかこれが成功しない・・・マスクデータにある忠義みたいなのもあるようで、はんべえ(竹中半兵衛)は忠義が高いためなかなか寝返りません。まさゆき(真田昌幸)とじょすい(黒田如水)は何故か少し低めに設定されているので頑張ればなんとか。みつひで(明智光秀)はまぁ引き抜きやすいです。
有名武将が強いとは限らない
この手のゲームは信長がやたら強い、とかそういうのが多いんですけれど、このゲームにおいて信長や家康は「弱小」です。
列強に囲まれているのと、最大石高がそこまで高くないこと、隣接する国がどうしても攻略を進めていっても多いこと、という、ある意味でリアルなものです。
あと、配下武将についても、例えばゆきもり(山中鹿介)もいるんですが、これがどうしようもないくらい弱小に設定されています。もうちょっと強ければ尼子での攻略も楽になったのになぁ。
官位を利用した降伏で全国統一が可能
普通はすべての敵国を倒して終了、となるんですが、このゲームは(もちろんそれで統一することもできますが)山城国を取ったら自身も含めて大名に対して「官位」を発行できるようになります。ただ、高い官位の任命権は自国の領土が広くないとできないのですが。
最大は太政大臣。降伏した相手に、高めの官位を渡すと裏切りにくくなりますが、政略フェーズでは最初に官位のコマンドがあり、そのあとで降伏勧告ができるようになるため、ここで降伏勧告したらなんとか1年裏切らないことを祈って、官位を渡す、という流れです。
ゲームの特性上、大名の能力が高くて城の耐久度が高い国はおとしにくいため、最後まで残りやすいんです。そこに対しては降伏勧告を使う事でなんとかなります。うじやす(北条氏康)なんて、小田原城を再現しているがために、城の耐久度6。しかもうじやすの政治力が高く、ひょうろうぜめ(政治力に左右される)ではどんなに政治力高い武将(最高は秀吉の7)を使っても、1,2くらいしか減りません。戦は年に3回しかできないので、これだと3しか減らず・・・。
ちからぜめでなんとかするしかにないんですが、氏康は作戦もそこそこ高いため、結構な数の兵力を用意しないと落とせません・・・・ツラい。
こういう時に降伏勧告でなんとかまるめこむわけです。まぁほうじょうは最後まで残る事が多かったなぁ。経略で武蔵の国から出てこれないようにして、とかいろいろ考えて対応してましたね。
リメイクしてくれないかなぁ・・・(一応DSとかでリメイクしたらしいけど)
うあー、やっぱりやりたい!やりたくなってきた!このシンプルな作りはスマホゲームとかと相性ピッタリだと思うんだよなー。是非スマホゲームアプリで復刻してほしいですね!
一応DSで「戦国Spirits」というものでリメイク版が出てるらしいんですが、評価があまりよくなくって・・・。
そんなわけで、なんか急に思い出したので備忘録として書いとく感じ。あぁホントやりたいなぁ。