書いてた、と思ったらBlogでは書いてなかったのかー。
ということで、ちょっと事後報告というか。
実は今年の2月から3月いっぱいまで、病気のために長期療養してました。
左眼が「強膜炎」というのになって、合わせて「網膜剥離」も見つかったからです。
ある日突然、だったんですよ。
東京に大雪が降る前日、朝起きたら左眼がものすごく痛くて。
眼を動かすと痛い上、物が二つに見える(焦点が合わない)。
なんか左眼で見えてる部分の一部が黒くなってて、視野欠損というやつですか、なんかこれまずそうだなー、みたいな。
その日は大事をとって早めに帰宅したんです。
翌日は土曜日だったんですが、朝起きたらもうなんか痛くて。
さすがにおかしい、と近くの眼科へ。
眼科へ行って問診票記入して受付に出したら、奥から助手みたいな男の人が走ってきて、いろいろ症状を聞かれて。
そのまま奥の院長室まで通されて。
院長先生に見てもらいました。
「強膜炎だなー」
強膜炎???
詳しくはこちら。
http://www.eyedoctors.jp/ecpmb/disease/d28.html
ただ、強膜炎にしては腫れがひどい、と。
しかも左眼の動きがおかしいため、焦点が合わないね、と。
眼球が腫れてるみたい、と。
とりあえず点眼薬を2種類出されました。
ただその先生曰く「点眼薬は一日6回。もしこの点眼薬つけても症状が改善しないとか、悪化するようなら、明日すぐ救急に行ってね!」と。
なんだか大変な事になったなぁ・・・と思いながら、帰宅。
とにかく痛くてたまらないので、寝てたんですよ。
で、翌朝。
眼の痛みが激しくて、もう我慢出来なくて。
これはヤバイ、と近くの救急指定病院を探したら、某大学病院が見つかりました。
電話したら「今日は眼科の先生もいらっしゃるのですぐ来て!」との事。
病院に行くのが一苦労で・・・まっすぐ歩けないんですよ。眼が痛いのと、焦点が合わないのと、大雪のあとだったこともあって足場が悪くて・・・。
なんとか病院に到着して、受付して眼科の先生に前日かかった医師の話と点眼薬を見せました。
なんというか見た瞬間からもう先生は「なんかすごい腫れてるね・・・」と。
CTスキャンとろう、ということで、CTスキャンもとったり、細かく眼球の中を観察したり、とまぁいろいろ検査したんです。
で、結果を教えてもらったら、やっぱり強膜炎。
でもやっぱり強膜炎にしては腫れがヒドイ、と。
これ、相当痛いでしょー、と言われて、はい、と。
そしてその先生・・・「あと、網膜剥離もありますね」と一言。
は???
なんで???
見に覚えがないんですが、とにかく網膜の一部に穴があいていて、そこから剥がれてきてるね、と。
(ちなみに強膜炎の方がずっとヤバイ状態だったらしいんですが、網膜剥離っていう単語ですっかり私は動揺しちゃってました)
救急の検査ではちゃんとわからない事もあるから、翌日また来て、と。
ちゃんと専用の検査とかしっかりやりましょう、と。
なんだか大変な事になってきた・・・ということで、とりあえず翌日仕事休みますメールをうって(もうこの頃からテレビとかを見るのもかなりキツく、iPhoneとかも長時間見ることが出来ない状態でした)、もう寝るだけ(それ以外なんにもできなかった)。
翌日、また病院へ。
そこでいろんな検査をやってみたのですが、左眼の眼球がほとんど動かないというか、そんな状態に。
で、そこの医局長らしき偉い先生が最初見てくださいました。
とりあえず強膜炎は決定。
これは眼の酷使とかでなるものではない、と。
ただし原因は基本的に不明。
再発することもあるし、と。
で、網膜剥離についても確かにあって、こちらも直した方がいいのだけれど、とにかく今は強膜炎の症状がおさまって、眼球の腫れなどが戻ってからじゃないと処置は難しい、という話をされました。
(多分こういう話だったはず・・・もうなんか意気消沈してたんですよこの頃は)
あまりにも淡々と話すので、あぁ、もしかしたらちょっと薬とか飲んでたら治るのかなー、とか思って「あんまり症状としては重くない感じなんですかねー」とへらへらして聞いたら
「は?いや、これ、重症だから。いま入院するかどうかの瀬戸際だから。基本的に安静。安静だからね」
・・・はい・・・・
会社に連絡して状況を報告。
(会社の皆様の本当にありがたいバックアップのおかげで、治療に専念する事が出来ました。本当に感謝しております。)
で、そこからもう安静の日々。
テレビも見れないし、iPhoneなんかももちろんちょっとしか見れない。
眼球が動けば激痛。
外にでると遠近を処理しようとするのでものすごく眼が痛くて疲れる。
もう本当に寝てるだけしか出来なくて。
音楽を聴く以外のことがほとんど出来なかったんです。
ソチオリンピックってなんでしたっけ、みたいなそんな感じ。
でも、妻が東京に来てくれたりして、家族のあたたかいバックアップもあって、なんとか3月いっぱいまでである程度回復。
4月から仕事に復帰して・・・。
で、今日通院だったんですよ。
網膜剥離は3月にレーザーでの手術を行っていて。
その経過確認。
強膜炎はほとんど症状が無い(ただし点眼薬はまだ使っている)状態。
今日の段階では、点眼薬は今使っているものが切れたらそのままあとは無しで生活してみましょう、と。
やめたことでまた症状とかが出てくるようなら即病院来て、と。
そうでなければ次回は2ヶ月後。
そこでCTスキャンとか最終的にいろいろ検査を行って、問題無い事を確認しましょう、という事に。
とりあえず一区切りつきそうです。
過去に頚椎ヘルニアとか腰椎ヘルニアとかもやりましたけど、ここまで長期療養しなきゃいけないような病気になった事がなかったので、本当に凹みました。
人とほとんど会話しない2ヶ月間だったので、4月からは人と話す事への恐怖症みたいなのもありましたしね。
寝たきりで食べるのだけは食べてたから、体重も増えたし筋力は衰えたし。
もういろいろ大変だったなぁ、と。
なんにしても眼は本当に大事。
そして健康は本当に大事。
有り難みをとても実感した、そんな日々でした。
とりあえず今の時点では「ほぼ完治といっていい状態」らしいので、安心しております。
皆様にもご心配をおかけしました。
とりあえず無事に生きておりますので、ご安心くださいませ。
以上、ちょっと遅くなりましたがご報告でした。
眼の話
投稿日:2014年7月17日 更新日:
執筆者:gijin