あれよあれよという間に2017年度もあとちょっとで終わりなので、買ったもので今年を振り返ります(テキトー)。最初は「分離型Bluetoothイヤホン」です。
今年は分離型イヤホンの元年でしたね
(※すみません、Air PodsをEarpodsって書いてましたよ・・・ご指摘いただきましたので修正しました・・・失礼しました)
Appleが発売した「EarPodsAir Pods」に代表されるように、今年はとにかく「完全分離型」のBluetoothイヤホンが各社から出まくった年でした。
まさに「元年」と呼ぶにふさわしいラインナップ。
価格帯も3000円台から始まって、高いものでは数万円のものまで。
もともとBluetoothイヤホン自体は以前から需要はあったんですよね。なんといってもケーブルからの解放。これに尽きるわけです。
スポーツをやっている人もそうですが、電車通勤なんかしていると余計にあのケーブルは邪魔になりますし、常に断線のリスクに晒されます。
スマホ本体のイヤホンジャックに挿して使うタイプのイヤホンは、常にスマホ本体を手に持たなきゃいけないし、ポケットから長く伸びているケーブルが、自分のバッグにひっかかったり、他の人の荷物にひっかかったりして、なかなかツライ。
そういう意味でもBluetoothイヤホンはとても素晴らしいものです。私自身は結構前から愛用しておりまして(SONYのMDR-EX31BNとか、Parrot Zik 3.0とか)、使い勝手の良さと音質の良さ(特にParrot Zik 3.0)は、他のヘッドホンやイヤホンに浮気する事など考えられないレベルでございました。
それぞれについては以下リンクを参照のこと。
それでもやっぱり「完全分離型」がほしかった
まぁぶっちゃけ、困ってなかったんですよ、イヤホン事情とかヘッドホン事情とか。有線のイヤホンも一応持っておりまして、Nintendo Switchとかはそっち使ってましたし・・・というかNintendo SwitchはどうしてBluetoothイヤホンに対応してくれないんでしょうね・・・。
それでもやっぱり「完全分離型」って使ってみたかったんですよ。
実際問題として、SONYやParrotって、結局は耳以外にストレスや負担ってかかるわけです。SONYの場合は受信部をクリップとかで胸元につけつつ、そこから伸びるケーブルの取り回しには気を使う。Parrotはイヤーカップがちょっと小さいのと、やっぱり(2.0よりはマシとはいえ)頭頂部の締め付けがキツイ・・・長時間だと頭痛くなる・・・。
とはいえ、高級機を買おうという気にもならなかったし、EarpodsAir Podsはそもそもすぐに手に入らなさそう(あとそもそもあの形状が耳からすぐに落ちそう、というか落ちるよね?という危惧しかなかった)だったんで、すげー手頃なやつでもないかなぁ、とAmazonあたりをチマチマ探してみましたら・・・
ありましたよ
タイムセールかなんかで安く購入できたんじゃなかったかな。3000円前後だったはず。
完全分離型で、このケースが充電器にもなっているタイプです。
似たような商品が沢山あるんですが、まぁとりあえず買ってみよう、という感じで購入したものなので、そこまで深く調査したわけでもないし、思い入れがあるわけでもなかったんですよ。つまり期待値はかなり低かったw
ところが。これ、なかなかよく出来てるんですよ。
遅延はあるけれど使えなくはない「お手軽」な分離型イヤホン
ちょっとiPhoneとのペアリングで苦労はしましたが、繋がってしまえばあとはなんの問題もありませんでした。
というか、耳栓のようにつけて、双方の電源ボタン長押しすると、英語のアナウンスが流れて、ちゃんと右左で同期してくれます。
音量調整はイヤホンではなくiPhone本体を利用する感じ。
肝心の音ですが・・・おもったよりもずっと良い感じ。少なくとも純正のイヤホンよりもずっと良かった!!!
耳栓のように耳に入れるわけですが、イヤーピースは別のものに変えた方がもっといいのかもしれません。附属の3種のイヤーピースから選んで使っていますが、個人的にはしっくりくるものが無かったんですよね(それでも標準の大きさのもので耳から外れなくなったのでとりあえずそれで良し、としています)。
このイヤーピースが割りとしっかりとフィットしてくれる(痛いくらいだ・・・)ので、音漏れはなさそうです。あと外部の音もシャットアウトしてくれる(遮音性は高い)。
Amazonの製品ページに「ノイズキャンセリング」と書いてありましたけれど、特にそういう機能を持っているわけではなく、単純にカナル型で遮音性が高い、という意味なんだと捉えました。
一応電話の着信も受けれて、マイクもあるから通話もできるということでした(その用途で使ったことはありません)。
割りと細部まで聞き取れて、音の分離も悪くなく、広がりも(それなりに、ですが)ありました。
ただ、おそろしく「遅延」します。これはまぁ安いBluetoothイヤホンはみんなそうなんですよね・・・。
なので、これで動画を見たり、スマホゲームをやるのには全く向きません。プレイリストを流して、ずっとそれを聴く、というようなやり方でしか使えない、と思った方が良さそうです。
そういう意味ではランニングとかのお供にはいいのかもしれません(遮音性高くて外で使うの怖いのと、運動したら外れるかも?というのはあります・・・私はランニングとかしないんでわからないのですが)。
とはいえ、ジャケットやコートのポケットにこいつを忍ばせておいて、昼飯食いに外出したあと、コーヒー飲んでるときとかにこのイヤホンをさり気なくつけて音楽を楽しむ、というような使い方には、とてもあっています。
最近3000円台でもヘッドホンやイヤホンの音質に驚かされますが、このBluetoothイヤホンについても、値段の割に使い勝手が良くて驚かされました。
半分ネタで買ったものではありましたが、気軽に使える「完全分離型イヤホン」の入門機としては、わりとオススメできそうです。まぁ他を知らないのであまり積極的にオススメできるものではないのですが。
ちょっと面白そうかも、という方、そこそこの音質で満足できるなら、購入して損はないかと思います。まぁ耐久度とか無くしちゃう可能性とか、そういうリスクは(ある意味では断線よりも)高いと思うので、そこも割り切れるならば、というところではあります。
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