【Apple新製品まとめ】2024年10月連日の発表で登場したM4搭載モデルの全貌

semi opened laptop computer turned on on table Gadget
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私はFacebookなんかで限定的にAppleの新製品情報が出たときのファーストインプレッションなんかを書いてたりするのですが、今回はちょっと(出遅れたというのもあるけれど)製品数も多いので、ちゃんとBlog記事にまとめてみました。


2024年10月、Appleは従来の大型イベント方式ではなく、複数日にわたり新製品を発表しました。とっても珍しい形式になったこの一連の発表は、最新のM4チップを搭載したMacBook ProやiMacなど、革新的な製品群を含むもので、業界でも大きな注目を集めました。

ここでは、発表された製品の特徴や前モデルとの違い、Appleが狙う戦略、そして今後の展望を私なりに考察してみます(今回はMacのみ取り上げます)。


Apple新製品 2024:Mac 注目のラインナップ

1. MacBook Pro (M4, M4 Pro, M4 Max 搭載モデル)

Appleの2024年モデルの目玉は、最新のM4チップを搭載したMacBook Proシリーズです。14インチと16インチモデルが提供され、以下の特徴を備えています。

  • 圧倒的なパフォーマンス
    M4 ProおよびM4 Maxは、前モデル比でGPU性能が最大2.5倍、AI処理速度が最大4倍に向上。特に動画編集や3Dレンダリングを行うプロフェッショナルに最適、らしいです。
  • 新たな接続規格:Thunderbolt 5
    超高速データ転送を実現し、外部ディスプレイやストレージとの連携がさらにスムーズに、とは言うものの、まだ対応製品が・・・でも3や4との互換性もありますからねー。
  • 進化したLiquid Retina XDRディスプレイ
    高輝度と精細さを誇り、クリエイティブ用途に最適らしいです。

M4のデビューはまさかのiPadでしたが、ここにきてようやくMacにも搭載することになりました。いろんなレビュー記事とかを見ると、やはりM4は強力だなぁ、と思います。デスクトップモデルよりもノート型のほうがバッテリー持ちの良さ、という点でより強力っぽさを体感できるかもしれません。

以前、ある動画で見たんですが、AppleSiliconモデルになってからなのか、最近のMacBook系のモデルは電源繋ぎっぱなしでもバッテリーに負荷をかけない作りになっているようで、発熱も(Intelと比較すると)圧倒的に少ないこれらのモデルは、クラムシェルモードでもメインマシンとして戦える感じかなぁ、と思いますね。

とはいえポート数の少なさという点では(人によっては)メインマシン化するのにハブとか買う必要も出てくる上、キーボードとかトラックボールとかのようにApple純正じゃないものを使いたい人は、結局は「iMacで良くね?」とか「Mac miniで良くね?」というのはあるかもしれません。都内なんかはカフェ難民が出るくらいと聞きますから、外に持ち出して、という機会がどれだけあるのか、といったあたりも考えてみてもいいのでは、とか。外では割り切ってiPad使うとかいう技も無いわけではないですし。

ちなみに今回、MacBook AirはM4搭載を見送ってるんですが、その分、一番下のランクでもメモリは16GB搭載になりました(以前は8GBスタート)。ちょっと話はズレるんですが、M2までは256GBのSSDモデルのパフォーマンスが低い、というのがありました。ただM3以降はそうなっていないということですので、Airほしい人は今が買いかもしれません。


2. iMac 24インチ (M4搭載モデル)

カラフルなデザインが特徴のiMacも、2024年モデルでM4チップを搭載し、パフォーマンスが飛躍的に向上しました。

  • 軽快な日常作業
    文書作成やウェブ閲覧、画像編集をさらにスムーズに行えるようになったみたいです。
  • ビデオ会議向けの12MPカメラ
    センターフレーム機能で、リモートワークやオンライン授業なんかではかなり良いかも。
  • 環境への配慮
    リサイクル素材を積極的に活用し、持続可能な製品設計を実現。

iMacについてくるMagic KeyboardやMagic Mouseが、ついにUSB-C対応に変わった、というのが実は大きいかもしれません(iMacの話じゃねーのかよ)。まぁそれはさておき、iMacはディスプレイもとてもきれいですし、薄いディスプレイ搭載の一体型マシンで、高性能っていうのは意外に無いんですよねWindowsにも。ケーブル類も見えない配置が可能ですし、ゴチャゴチャしないのが好きな人にはたまらない製品かと。12MPカメラはかなりキレイで、センターフレーム機能となると数万円レベルのWebカメラじゃないと難しいですからね。トータルではかなりバランスの取れた製品だと思います。ただ、ディスプレイが壊れたりすると使えなくなっちゃうのはなー・・・とか。MacBookとかならディスプレイ割れてしまっても、最悪クラムシェルモードで外付ディスプレイという手もありますし。


3. Mac mini (M4, M4 Pro 搭載モデル)

コンパクトで高性能なMac miniもアップデートされました。M4およびM4 Proチップの選択肢があり、コストパフォーマンスに優れています。

  • 最大2.2倍のGPU性能向上
    プログラミングやエンターテインメント用途にも対応可能。
  • ポートの拡充
    USB-A、USB-C、HDMIを備え、多様な環境での使い勝手が向上。

今回一番驚いたのはコレですね。M3搭載を見送った筐体でしたが、M4積むってなったらまさかの筐体アップデート!しかもかなーり小さくなりました。ここまでコンパクトな筐体だと、ワンチャン「持ち運びが出来る」Macとも言えます。私はM2 ProのMac miniを使っていますが、しばらく買い替える必要を感じないレベルで素晴らしいです。あぁ、そういう意味では型落ちのM2 Pro Mac miniを買っちゃうのもいいかもしれません(使ってる人によれば、M1でも通常利用なら全然困らないらしいです)。個人的には長く使える(将来的にも自宅用サーバにしてもよい)オススメマシンです。Splashtopとかのサービス使って、外ではiPad使って自宅のMac miniを操作して、ということも出来たりします。自宅でもこれは出来る技ですが、まーちょっとマニアックな使い方ではあります。

それにしても、なんで電源ボタン、あんな押しにくい位置にしたんでしょうねぇ・・・。


Appleが新製品を小出しにした理由

Appleが今回のように複数日に分けて製品を発表した例を知らないんですが、どういう意図があるのかなぁ、とちょっと考えてみました。

  1. 注目の最大化
    各製品に焦点を当てることで、メディアやSNS上での話題の持続性を図ったのかな、と。1日でまとめて発表してしまうと、瞬間最大風速は観測できるでしょうが、長続きしませんしね。
  2. ターゲット層の細分化
    プロユーザー向け(MacBook Pro)と一般家庭向け(iMac)を分けて訴求することで、ターゲットごとのインパクトを強化したのかな、と。
  3. 競合他社との差別化
    最近はWindowsでもCopilot搭載とかAI向けPCとかを推してるところで、本来はAppleもApple Inteligenceの発表と合わせたかったと思うんですよね。ただ、どうしてもこの分野で出遅れた感がiPhone16シリーズの売上にも影響あったっぽいので、あえてAIではなく、製品そのものに目を向けさせて「AIをあえてメインに据えない」形で、競合他社との差別化を図ったのかもなー、とか。

Appleが目指す未来:次世代エコシステムの進化?

今回の新製品発表を通じて、Appleの未来に対して、どういったビジョンを持っているんでしょうか。考えられるのは下の3つかな、と。

  • AIとハードウェアの融合
    M4チップは高度なNeural Engineを搭載し、AI利用を促進する未来が見えます。写真編集、翻訳、自然言語処理など多彩なシーンでAI(Apple Intelligence)の活用を促進して、この分野でも(トップは取れないにしても)少なくとも自社製品との融合で「他にはない」ものを生み出そうといsているのかもしれません。
  • 環境への取り組み
    Appleは2030年までにカーボンニュートラルを目指しており、新製品も環境に配慮した設計が採用されています。最近特にこの点を重視しているのは、超大企業としての社会的意義というのを重視しているからでしょうね。
  • AR/VRデバイスへの布石
    ここはちょーっと眉唾な部分もあるのですが、やはりAppleはまだこの分野の夢を捨てていないように思えます。次世代の「Vision Pro」(廉価版・・・Proの文字が取れるのかな)とかを模索しているようですが、AR/VR技術を支える基盤として、MシリーズチップとAIを組み合わせて、熱処理とかも含めていろいろ模索しているのかもしれません。

まとめ:Appleの未来がここにある

2024年10月に発表されたAppleの新製品群は、技術革新と未来志向の両方を象徴するものでした。一時期はiOS端末がメインになっていくのでは、と言われていましたが、ここにきてMacこそが主力製品、という力の入れようです。それこそは、エコシステムの母艦としてのMac、という立ち位置を、改めて明確に(我々ユーザーに)見せつけた、ということなのかもしれません。

それこそが、Appleが目指す「すべてのデバイスがシームレスにつながる未来」であり、それに向けた一歩として、今回の製品群はその道筋を示しているように思えてなりません。今後のAppleの動向にも注目していきたいです。

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