今年もお世話になりました

Diary

2019年ももうすぐ終わり。あっという間に2010年代も終わりになり、次の10年が始まるという感じですね。  

自分のこと

思えば2019年単年でみてもいろいろありました。というか2010年代は毎年なにか大きなイベントが(個人的には)あったと思っています。

転職

そもそもまさかの転職、まさかの家族と分かれての単身上京、東京での一人暮らしなどなど、自分自身で動かしたとはいえ自身の状況変化というのもとても大きなものでした。
契機になったのはやはり2011年の震災でした。
あれがなかったら転職しなかったでしょうし、また違った人生を歩んでいたことでしょう。
全く後悔はしていませんが、そうした可能性があったことにはいまでも思いを馳せることがあります。

病気

それから(そういう年齢ということもあるのでしょうが)、自身の健康状態に問題がいろいろ起きた10年でもありました。
特に左目の強膜炎および網膜剥離は、突然のことでしたし、仕事も2ヶ月休んで絶対安静状態だったというのはキツかった・・・。
原因不明でしたから再発の可能性もあるということでしたし、なによりこの時の2ヶ月は不安しかありませんでしたね。
治らなければ失明するし、そうでなくても2ヶ月ほぼ寝たきりの状態で、目の痛さから本もテレビも見れず(ちょうどソチオリンピックの時期だったけどほとんど見れなかった)本も読めず、当然PCやiPhoneなんかも見れなくて、ただただ音楽だけを聴きながら寝る、という日々。
新幹線なんかも気圧の関係で目にあまりよくないから、ということで乗れなかったから帰省もなかなか出来なかった(まぁ大学病院への通院もあったので都内からうごけなかったのですが)わけで。
そしてなにより、仕事もせずひたすら同じような日々を送ることには焦りが出てきます。これが一番辛かった。

ですが、この左目、治ったあとも経過観察で半年に一回の通院を繰り返してきましたが、この12月に医師から「もう通院の必要は無いです」と言ってもらえました。
ようやく「完治」ということになり、喉に引っかかった小骨のような不安が解消されました。体の力がふっと抜ける感覚があり、やっぱりずっと自分の中では引っかかっていたのだな、と改めて思ったとか。

他にも慢性胃炎(おかげで毎年胃カメラです)だったり肝臓で引っかかったり、自宅で転倒して数針縫う怪我(いまでも怪我のあとが顔にのこっています)したり、まぁいろいろありましたね・・・(遠い目)。
とりあえず元気です(なんか説得力無い気もしつつ)。

家族や友人

当時幼稚園児だった息子も、今や中学生ということで、時代の流れを感じずにはいられません。
息子が小学生だった頃にクラスでまぁちょっといろいろあったりして、慌てて休みをもらって学校に行って校長先生や学年主任、担任の先生などと話し合ったこともありました。
妻に子育てを押し付けているような状態で、ただただ申し訳ない気持ち(それはいまでもそうなので)。
離れて暮らすということは、こういう不自由とも向き合わないといけないわけで、いまだに答えは出ません。
息子も成長していく中で、問題そのものも成長していくので、妻ともども模索しながら成長していかないといけないわけで、良い面もあり悪い面もあり、というところです。
これからも悩み続けると思います。
それでも息子はまっすぐ育ってくれていて、ひとえに妻のおかげであります。本当に。

それから、お世話になった方々の訃報にも数多く接した10年でもあります。特に自分の人生を大きく変えた契機にもなった恩師であるJ先生の訃報は、いまでも信じられていない自分がいます(その年の4月に、それこそ10年ぶりくらいにお会いできたから余計に・・・)。
私の恩師であり、実は妻の恩師でもあるので、余計にショックが大きかった・・・できれば息子も教えてほしかった・・・。

音楽

音楽への関わりはこの10年でだいぶ変わりました。まあ単身で東京きちゃった、というのも大きいのですが。

オーボエ

もうこれは開店休業状態です。
一応上京したあともオーボエは趣味でパラパラ吹いてはいます(結婚式の余興として吹いたこともなんどかある)。お誘いいただきオケのメンバーとしてステージに乗ったこともあります。
ただいまのところは年に数回、気が向いたときに楽器もってカラオケボックスに行ってぱらぱら吹く程度になっています。
オーボエが嫌いになったというわけでもないですし、もっと吹きたいという思いも無いわけではないのですが、目標みたいなのがないとなかなか難しいですね。
2020年代のうちには、ソロでもオケでも室内楽でもいいので、ステージに乗るという目標を密かにたてています。

指揮

意外にも上京してからのメインの音楽活動は「指揮」になってしまいました(苦笑)。
といっても、盛岡でのベトプロは2012年の3月を最後に休業状態(本当は2020年ってベートーヴェンイヤーなんで復活させたい気持ちはある)。
これはもう「ぎじんオケ」っていう1日オケ(一発オケですらない)イベントのおかげかと。
過去に3度もやらせていただいて、ありがたいことです本当に。
これがあるからスコアの読み方も変わったし、自分自身の音楽性の底の浅さにも気付かされる場面が多くなりました。ただ合わせる、というだけでなく、その曲を演奏する「意義」と「意味」を自分の中に持たせるためには、曲の本質をより理解しないといけないからです。
その本質(というよりも自分の中での納得感)になかなか到達できないもどかしさというのと、実は戦っていたりするわけで、それなりにハードだったりします。
だからこそ気軽に「やる」と言いにくい部分もありますが・・・そろそろやりたいですね(笑)。

そんなわけで・・・

2010年代も終わりを迎え、2020年代が始まります。
世界情勢が不安定な中、日本もこれから不安定さを増すような気もしつつ、不安定ながら右左に大きく揺れつつバランスを取りながら進んでいくのかもしれませんし、どちらかに大きく振れてしまうかもしれません。
確固たる信念を持つ人ほど、生きにくい世の中になっていくのでしょう。
私自身はフラフラしている自覚があるので、なんとか家族のためにもこの10年、しぶとく生き抜いていきたいと思っております。

皆様大変お世話になりました。
来年のみならず、今後ともご愛顧のほど、よろしくお願いいたします。

良いお年を。

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